三吉梵天祭

三吉梵天祭 みよしぼんでんさい

期日
1月17日(毎年)
時間
午前10時30分~正午

祭の主旨

梵天祭は江戸時代頃(開始年代不詳)に始まった秋田県固有の特殊神事で、梵天(ぼんでん)と呼ばれる依代(よりしろ)を神社に奉納いたします。

五穀豊穣や家内安全・産業発展などを祈願して梵天を奉納する村(町内)梵天を始め、現在では商売繁昌・安全祈願の法人・団体の梵天や、子供の健やかな成長を祈る子供会・スポ少の子供梵天など、様々な団体・グループが1年の幸を願い梵天を奉納されています。

県内には特色ある梵天祭が各地にございますが、当社の梵天祭は≪力の神≫三吉霊神にあやかろうと威勢よく先陣を競い、境内を激しくもみあいながら奉納する勇壮さが大きな特徴であり、その力強さから『けんか梵天』とも呼ばれています。
奉納される梵天数(毎年約80本)も県内随一で、拝観者も一体となって賑わう秋田の冬の風物詩として知られています。

祭の内容

古くからの村(町内)梵天は、成人となる若者が発起人となり、思い思いの梵天を前年の内に製作します。完成後お神酒等を供え、祭事を行なったり、神酒を吹きかけたりして入魂の儀式を行ないます。その後、清らかな場所へおまつりして、日々拝礼を行ないます。

祭り当日は地元を一巡した後、村札(団体名を書いた札)をかざし、道祓いをしながら徒党を組み神社を目指します。ほら貝を轟かし、梵天唄を響き渡らせながら神社に近づくにつれて、各団体が揃い大きな押し合いの渦となっていきます。

神社境内で先陣争いは最高潮に達し、自分たちの梵天を無事奉納し、他団体の梵天を妨害する奉納者、また梵天に付いた三角守(強い霊力が宿るとされる)を取ろうと手を伸ばす拝観者が一体となり、祭は佳境を迎えます。
奉納された梵天は、奥宮が鎮座する霊峰太平山を仰ぐ神社境内東側に奉奠ほうてんされます。

三吉節(梵天唄)

(下の赤文字をクリックでダウンロード、三角をクリックで音声が流れます)
三吉節を聞く

梵天祭に謡われる、古くから当社に伝わる秋田民謡。
祭り当日は、梵天が神社を目指す道すがら、各団体の歌い手が三吉節を披露いたします。
毎年1月には、三吉節保存会(進藤義声会長)による講習会も神社で行なわれます。

・わたしゃ太平(おいだら)三吉のこども 人に押し負け 大きらい

・今日はめでたい 三吉のまつり ジョヤサジョヤサの 人の波

・そろたそろたよ 若い衆がそろた 稲の出穂より まだそろた

・太平山の一の鳥居に かわずが鳴いた 明日の天気は晴れとなる

・伊勢へ七度 高野へ八度 出羽に三吉に 月参り